No.8 失敗システムの好例

典型的な失敗システムの例が新聞に出ていました。
某省庁関連の情報システムが、構築費用80億円だそうで。
それを維持管理する運用費が年間10億とのこと。
驚愕なのはその利用率が最大想定の0.1%というのです。
税金の無駄遣いとはこのことですね。
もともと情報システムの構築・維持にはコストがかかります。
高スキルの人材を長期間、何十人も張り付けるためです。
サービス品質を高くすればするほどコストも比例します。
しかし利用率が想定の0.1%とは、常軌を逸しています。
こういう失敗は、プロジェクト管理以前の問題です。
そのシステムを、誰が、いつどんな風に使うのか。
システム開発を始める前に、真剣に考え抜くべきことです。

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