No.35 本当にそこまでやった方がよいのか?

システムの仕様をどこまで厳密にするかは悩みどころです。
たとえば名前を入力する欄で考えてみます。
できるだけ無駄な入力や打ち間違いが起こらないように考えます。
全角文字しか入れられないようにする。
苗字と名前は別の枠に分ける。
それぞれ十文字までしか書けないようにする。
これぐらいで、かなり充分だと思いますが、
さらに、記号とか絵文字を排除したり
ひらがなの「ん」が語頭にあったらエラーとか、
考えだすといろいろ出てきそうです。
しかしあまりやり過ぎると、実在する名前にぶつかりそうです。
それにテストが大変になります。
本当にそこまでして誤入力を防ぐ必要があったのか?
目的と手段とをよく吟味して、適切な対応を決める。
これが難しく、大事なことです。

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