IT戦略で問題になりやすいことが「目的不鮮明」です。
なんのためにそのIT施策を進めるのかがはっきりしないこと。
何かの目的を叶えるための手段がITであるはずなのに、
まるでITを使うこと自体が目的であるかのような。
あえてそういう実験をするケースもあるでしょうけれども
それにしてもその先に何かのねらいがあるはずです。
ただ単に先端技術に触れてみたいだけではないでしょう。
競合に遅れをとっているとか
今どきの流行りを知っておくべしだとか
業者に勧められたとか
割安のキャンペーンがあるとか
そんな無意味な動機で大事な資源を無駄に使わないよう
ITリーダーはよくよく吟味しなければなりません。
