システム開発にまつわる業務にもいろいろあります。
最初は、ぼんやりしたアイディアから始まるかもしれません。
それを形にして企画として立ち上げる必要があります。
関係者を巻き込んで説得したりプレゼンしなければならないでしょう。
予算の調整をしたり、経営陣と交渉したりもするでしょう。
資料を作るのに苦労するかもしれません。
スケジュールを立てて、チームを編成するでしょう。
協力会社を探して契約する必要もあるでしょう。
他のチームに説明したり協力を仰いだり
専門部隊に技術的な相談をしたりもするでしょう。
調査のために調べ物やヒアリングが必要かもしれません。
要件を決めて、設計書として作成することも。
あるいは業者が作ったものをレビューする場合もあります。
法務的なチェックや社内ルールの確認も必要でしょう。
プログラミング工程があり、そのテストがあり、
広報があり、教育があり、業務設計があり、教育があり
最終的な確認があり、納品の準備があり、
もしかしたらプレスリリースなどもあり、
そしてついに本番リリースを迎えます。
ここまでで、数えきれないほどの業務が関わっています。
リーダーはこれをすべて意識して、動向を把握しながら
舵を取っていくことを求められます。
しかし最も重要なのは、その後です。
いよいよ完成品として実際に使われ、運用が始まってから
それがそのシステムの本当の船出です。
想定通りに使ってもらえているか
問題を起こしていないか
期待通りの効果をあげているか
それが叶っていなければすべての苦労は水の泡です。
何のためにそのシステムを作ったのかといえば
使う人を幸せにするためのはずだからです。