組織の中で何かを話しあって合意形成する時、
気をつけるべきことはいろいろありますが、
意外と落とし穴なのが、背景の認識ズレです。
ある人は過去の経験をもとにしている。
ある人は最新の実態をもとにしている。
ある人は何の事例も知らずにいる。
ある人は想像上の仮説をもとにしている。
これらが見えない中で議論をしても、
恐らく各自の頭の中では別の絵が描かれているでしょう。
頭の中の絵は他人に見えないので、
互いに同じ絵が描けたものと思い込んだまま事が進んでしまう。
これは危険です。
これを防ぐためには、各自がその論拠を開示することです。
また、相手の論拠を理解することです。
相手の言葉が何に基づいた意見なのか、
その論拠に着目することです。