ITを考える時には、
「as is」および「to be」の観点で
全体図を描いてみることが基本です。
まずは現状どうなっているかを整理し、
次にあるべき将来像を想定する。
これはこれでたいへんに重要なことですが、
私がいつも気になるのは、
これらが「静止画」であることです。
実際のIT現場では、あらゆるものが動いているはずです。
つまり静止画を描くだけでは不十分なのです。
モノの動き、人の動き、カネの動き、情報の動き
というものを含めたas is、to beが描けているか?
止まっているものだけを描いたのでは
単なるお絵描きです。
そこから次に何がどう展開するのか、
時間の経過とともに何が変化するのか、
そこまで読めるものでなければなりません。