繋ぐもの、というのは得てして軽視されがちです。
あくまで主役同士を引き立てる黒子だからでしょう。
IT現場でもシステム同士をつなげることはよくありますが
そのままではつながらないという時に、つなぎ役が必要です。
データを変換したりファイルを再編成する仕組みです。
両替商や通訳や仲介業者のような役割です。
しかしここに少しでも欠陥があると大変なことになります。
ほんの少しでもデータが誤変換されたり欠損していれば
以後そのシステムは信頼性を失います。
データが正常を保っていなければシステムも意義を失います。
そのためには仲介機能がきわめて重要です。
ある意味、システム本体よりも入念な目で設計すべきです。
つながれているものよりも、まずはつないでいる部分に
充分な注意を向けるべきなのです。