ITを進めるためのルールやツールは色々あります。
開発工程の進め方とか、課題管理の方法とか、
契約を結ぶ手順とか、プログラミングの作法などなど。
こういうものを一通り知っておくことは重要ですが、
あまり振り回されないことも大事です。
関係者の間で共通言語を使うためのガイドライン、
ぐらいの感覚で問題ありません。
それよりもっと重視すべきものがたくさんあります。
例えば自分の言葉で意志を伝えること、
例えば相手の要求を真摯に聞き出すこと、
例えば共有された時間を大事にすること、
例えば約束を守ること、
例えば公正な立場で判断すること、などなど、
つまりは、どの世界でも大事な常識です。
システム系の資格を取ったりセミナーに行く前に
そういう常識面に自信を持てるかどうか、
確認してみるとよいでしょう。
その方が遥かに有意義です。