No.211 誰のためのシステムか

システムを作る時に絶対に必要なものは、
何といっても「作る人の意志」です。
設計をする人ではありません。
プログラムを書く人でもありません。
システムを作りたいと思っている人です。
家にたとえれば、家主さんです。
こんなシステムを作りたい、という意志です。
いくら人材が揃っていても、資金があっても、
その意志がなければシステムは作れません。
だから、その意志が明確で強いものであるほど
いいシステムに近づくはずです。
上司に言われて渋々作るシステムや、
競合会社をパクって間に合わせで作るシステムは
すぐに形骸化してしまうでしょう。
誰のためのシステムか、わからないようなものは
作らない方が身のため世のためです。

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