No.223 土台と上物の睦まじい関係

IT現場は枠組み、ルール、フレーム、の世界です。
プログラムは特定のフレームワークの中で書かれます。
アプリケーションは決まったインフラに乗って作動します。
システムは限定されたOSの上で稼働します。
それらを扱う人間についても同様で、
人は業務上のルールに従って動き、
組織は一定の約束事の中で活動します。
全ては「土台」と、その上で動く「上物」の組合せです。
土台はあくまで頑丈盤石であることが望ましく、
上物はいかにその中で自由に動けるかが勝負です。
ポイントは、この両者がきれいに切り離せるかどうか。
変にくっつきすぎていたり絡まっていたりすると
上物が土台に引っ張られて窮屈になっていたり
土台が上物に影響されてぐらついてしまいます。
お互いが干渉し合わず、それでいて密に連携している、
これがすぐれた構造体の特徴といえましょう。

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