業務の中で課題が見つかって、
それをどう解決するかを考える時、
できるだけ多方向からの視点が必要です。
例えば、非常に手間のかかる作業があり
担当者が苦労しているという課題に対して
「作業をシステム化すればよい」という対策案は
一見有効に思われるかもしれませんが、
それ以外の選択肢が何も検討されていないとすると
判断が短絡に過ぎると言えましょう。
この場合に考えるべきことは
なぜ業務に手間がかかっているのか、
どのような手順で業務が行われているか、
その手順には問題がないのか、
方法を変えることで打開策が見つからないか、
そもそもその業務自体は本当に必要なのか、
業務の頻度を減らすことで何が起こるのか、等々、
いくらでもあるはずです。
システム化するという対策はそのうちの一つにすぎません。
また、システム化するとした場合でも、
市販のツールを導入するのか、
今使っているソフトを見直すのか、
リモートワークを取り入れるのか、
新たな業務システムを構築するのか、
全面的に無人化対策を行うのか、
やり方は無限にあります。
ここでもやはり、
どれだけ多くの方向から物事を考えられるか、
それが肝なのです。