情報システムは、ざっくり言えば、
情報を編集する仕組みです。
もっと稚拙な表現をするなら、
情報を言い換えるためのもの、あるいは、
情報の見せ方を変えるためのものです。
大量データの中から必要なものを抜き出す。
カテゴリーをつけて分類する。
共通する要素をもとに括る。
特定の項目で並び替える。
数字を図形に置き換えて視覚化する。
すべて、情報の編集作業であり、
人が自力でやろうとすれば大変な所を
短時間で正確に肩代わりするものです。
当たり前のことなのですが、
人はしばしばこのことを忘れがちです。
ITは何か人智を越えたすごいことができるのだと
勘違いしてはいけません。
あくまでも、やっていることは編集作業です。
何をどう編集するものなのか、
常にその原点に立ち戻るべきです。