ITシステムの要件定義で難しいのは
人の心の移ろいやすさです。
昨日までAだと言っていたのに
今日になってBだと言い出す。
要望通りのものを作ったのに
使ってみたらやっぱり違うと言う。
これは仕方のないことです。
嗜好も思考も趣向も趣味も、
多種多様に変化するものです。
一度決めたものにずっと固執せよ、
という方が無理でしょう。
だからこそ本当に必要なものを探るために
親身に真剣に慎重に議論するべきです。
チョイチョイと数時間ヒアリングして
ハイ一丁あがりというわけにはいきません。
しかし、その程度のレベルで
システムを設計してしまうケースが
実に多いのです。