No.307 ITは業務を変えるものか

ITシステムを導入する時に気をつけるべきことは多々ありますが、
忘れがちなのは業務運用の観点です。
特に、現行業務を担当する関係者へのケアです。
ITを導入すれば業務が効率化できて、担当者は助かるはずだ、
と考えるのは短絡的すぎます。
現行業務の手順やルールが変わることで
却って余計な手間が発生したり効率が下がるかもしれないのです。
手が空いてしまって新たな仕事が増えたり
仕事が減って困るかもしれません。
ITを導入しようという時には、
こういったことを含めて、
業務現場の関係者と充分に議論をすることが必須です。
ITは業務を変えるためのものですが、
ITの都合で業務を変えては本末転倒です。

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