No.411 誰がために鐘は鳴る

システムの要件がたくさんあって決まらない時、
優先順位をどうつけるかが肝要です。
しかし「やりたいものから順番をつける」とすると、
どれもこれもやりたいのだから決まらないものです。
「やらなければ致命的かそうでないか」としても、
そう簡単に致命的になるものでもなく、いまいちです。
たいていは、かかるコストと期間を加味した上で、
得られる効果を費用対効果として数値化しますが、
それでも決められないことが多い。
数値化できない定性的な目的もあるからです。
そして、誰のために何を提供するのかが曖昧だと
方法も決めづらくなります。
目的、効果、時機をはっきりさせたうえで、
そのためのコストと手間暇をかける価値があるか、
を判断すべきでしょう。

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