問題解決には暫定対応と恒久対応を意識せよ、
などと言われますが、この区別も微妙なもので、
どこまでが暫定でどこからが恒久なのか、
恒久のつもりが暫定になっていないか、
勘違いしがちです。
暫定対応は赤チンを塗るレベルで、
取り急ぎ血を止める、空気穴を確保しただけの状態です。
しばらくは持つかもしれないけれど、
すぐに病院に行かなければ傷はぶり返すでしょう。
しかし病院で手当てを受けるのが恒久対応ではありません。
それもまだ暫定対応の域を出ていないのです。
次に同じ状況になればまた再発します。
本当の恒久対応は、二度と同じ状況に陥らないよう、
あるいは同じ状況になっても被害に遭わないように
手を打つことでしょう。