No.530 幸せのシステム

プロジェクトの評価指標にはQCDがよく使われます。
品質とコストと納期です。
場合によっては対象範囲とか安全性とか柔軟性などが
要素として追加されることもあるようですが、
いずれにしてもこれらの評価軸は、
あくまでプロジェクト自体の評価にすぎません。
すべての評価指標が満点だったとしても、
プロジェクトとしては失敗に終わるケースもあります。
例えば、作ったシステムが誰にも使われない。
過酷な労働環境に多くの関係者が病んでしまう。
操作が難しすぎて誰も使いこなせない。
誰かを幸せにするためのシステムであるはずが、
別の誰かを不幸にすることにならないか、
気づくのが遅いとこうなります。

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