神は細部に宿るといいますね。
折に触れて思い出しますし、大事なことだと思います。
しかし細部ばかりを優先したり些事に拘る言い訳に
この言葉を使ってはならないでしょう。
システムの仕様や開発のプロセスにも
全体感や潮流があるはずです。
それを度外視していきなり細部に入るのは
順番が間違っています。
必要なのは「今は何をどう見るべきなのか」を意識し、
その状況に合わせて見方を変えることでしょう。
3つのレンズとか4つのレンズなどと言われるように、
全体を見るべき時、流れを見るべき時、仔細を見るべき時、
それぞれのタイミングを意識することが重要です。
全体を見るべき時に細部にかかずらってもいけないし、
細部に注意すべき時に概略だけ抑えてもダメなのです。