IT現場では多くのトレードオフが問題になります。
品質を高めればコストがかかる。
スピードを優先すると品質が疎かになる。
人を増やせば管理が大変になる。
効率性を求めると人間味が失われる。
とかくに人の世は住みにくい、となるわけです。
しかしそんなことばかりに
煩わされるのはつまりません。
我々IT者が考えたいのは、そこをどう突破するかです。
コストをかけずに品質を高めるには。
人を増やさず体制を強化するには。
人が増えても管理コストを抑えるには。
人間性を大事にしつつ効率性を高めるには。
むしろそういった局面こそITの出番です。
例えば
テストの自動化ツールを導入する。
社外のアドバイザーを効果的に利用する。
ミーティングを減らし情報共有ソフトを活用する。
問合せ対応を機械化する。
自前開発とクラウドの利用基準を見直す。
など、着眼点はいろいろあるはずです。
まさにITをもってITを制すということです。
