No.240 価値と不

IT者の使命は、
ITによって人々や社会に貢献すること、
ではありますが、何をもって貢献というのか。
相手が抱える「不」を解消して、
その人々にとっての「価値」を提供すること、です。
「不」とは、つまり困っていること。
不便、不満、不服、不安、不快、不具合、不幸……。
何が不であり、何が価値であるかは、
その人、その時、その状況によって変わるでしょう。
それを追求することがまず大事なことです。
ITといえば機械化、無人化、効率化だとばかりに
固定観念に囚われないように。
手作業を機械化すれば誰もが助かるはずだ、
と思い込まないことです。
その手作業に誰も「不」を感じていないかもしれない。
逆に、そこの価値を感じている人がいるかもしれないのです。

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