No.113 書くこと、書かないこと

IT現場には記録がつきものです。
会議の内容は議事録に起こしておくべきです。
上司への報告は1枚の紙にまとめるのが望ましい。
システムの仕様は紙で指示します。
操作方法にはマニュアルが必要です。
作ったものは設計書で後進に伝えます。
あらゆる情報は記録として伝達するということです。
こういうことを煩わしいという人がいて
必要なことは口伝で充分だとか
記録を管理するのが面倒だとか
仕様はソースコードを見るのが一番だ、などと
記録の功罪を説くのですが
たしかに何もかも記録するのは時間の無駄なので
やり方を工夫して効率よく記録を残したいものです。
そのためには本当に残しておくべき情報を
わかりやすく、かつ簡単に書く方法が必要です。
必要なことは全て書く、その一方で、
不要なことは一切書かない、
というぐらいの気概が求められるのかもしれません。

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