No.137 容器と中身

情シス担当が果たす役割とは。
その一つは当然、システムの命を守ることですが、
それが具体的にどういうことかというと
人によって解釈が異なるものです。
守るべきシステムとはどこまでを指すのか、
そこが言語化できていないせいかもしれません。
たいていの場合システムは単体で動くというより
いろいろと外部につながっているものです。
そのつなぎ目も重要な要素ですし、
そこに流れるデータもきわめて貴重な資源です。
連携が数珠つなぎになっていたりすると
末端の方はほとんど意識されないかもしれません。
しかしそれも軽視してよいものでは決してありません。
システムとそれにまつわる情報の流れを
一度図式化しておくことをお勧めします。
その際に気をつけるべきは
どこにどういう容れ物があるかということと、
その中でどんなデータが何をしているかということ、
つまり形式と内容を明確にすることです。

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