IT現場でのジャッジメントには気を使います。
とくに大きなプロジェクトで問題が起きた場合、
それが品質、コスト、納期に影響するような時、
どれを優先し、何を犠牲にするかの判断は
たいへんな緊張を伴うものです。
もちろん事前に優先順位をつけておくことは重要ですが
突発的な事象に対してスピーディな対処を施すためには
優先づけだけでは解決できないこともあるでしょう。
ジャッジのために大切なことは
まず、誰の視点で考えるのか、です。
組織長として会社を守る立場で?
サービス提供者として消費者のために?
ひとりの人間として自分の身を守る?
企業の一員として上司を立てる?
そしてもうひとつは、
何を材料にして判断するか、です。
現時点の状況をみて?
これまでの経緯をふまえて?
プロジェクトとしての成否を元にして?
対社会的な影響を考えて?
この2つの視点をもって冷静に判断されるべきです。