IT現場で極めて重要なものの一つは振り返りです。
よかったことは更に広げる。
ダメだったことは対策を考える。
これを重ねていけば事態はどんどんよくなる。
と言うのは易く、行うは難しで、
他人から評価されれば調子付くし、
自分で自分を褒めても手前味噌だし、
他人を批判するのは気が引けるし、
人から貶されると腹が立つ。
とかくに人の世は住みにくいとはこのことか。
振り返りを確実に行うためには、
公式な振り返りの場をあえて設けて、
目的や手順を参加者で合意した上で
堂々と行うことが重要でしょう。
そして、感情や好き嫌いや怨恨を持ち込まず、
現象や状況をフラットな目で見ることです。
ファシリテーションの腕も要求されます。