No.262 要件定義の極意(その2)

IT現場での要件定義の極意です。
まずよく言われるのは、
要望を洗い出して優先順位をつけましょう、
ということなのですが、
それが簡単にできない場合があるでしょう。
やりたいことはいろいろとあるが、
具体的な機能として決められないとか、
どこまでリッチにしてよいか迷うとか、
A案とB案のどちらが優先か判断できない、などなど。
そういう時の判断基準が必要です。
そのためには、そのITシステムが
そもそもどういう存在であるべきなのか、
を言語化すべきです。
何のためのシステムなのか。
それを使ってどんな世界を実現したいのか。
誰にとって何を勝ち取りたいのか。
それを関係者で話し合ってみることで
ITのあるべき役割も見えて来るはずです。
(つづきます)

#B面はこちら

ITのヒント

関連記事